講義概要
働き方改革関連法が施行され、職場では、従業員の働きやすさが一層 求められてきました。そんな折、COVID-19パンデミックが出現したこと により、感染予防への急速な対応が求められ、テレワークなどデジタル トランスフォーメーションが推進されてきました。 このような中実施された、令和2年度労働安全衛生調査によれば、 過去1年間にメンタルヘルス不調により1ヶ月以上休業、もしくは退職 した従業員がいる事業所の割合は、約10%にものぼることが報告され、 有効な働く人のメンタルヘルス・マネジメントは、喫緊の課題となって います。本セミナーでは、うつ病や不安症に対する治療効果が科学的に確認されている認知行動療法のアプローチを職場に応用したメンタル ヘルス・マネジメントのコツをご紹介します。
[認知行動療法のアプローチとは?]
人の感情や行動がものごとへの 解釈(認知と呼ばれる脳での情報処理プロセス)の影響を強く受けること に注目して、つらい気持ちになった時に、考え方を再検討することで気持ちを楽にしたり、問題解決行動をしやすくなるよう手助けしたりしてこころのストレス緩和を図っていく手法です。
[事前質問への回答、解説]
※ 講師への質問を事前に受付けます。頂いた質問をピックアップし、講義の中で解説を行います。
講座質問フォーム よりご質問下さい。(取上げられない場合もありますので予めご了承下さい。)
※諸般の事情により講座が中止・変更となる場合がございますので、予めご了承下さい。
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開催日時
- Zoomウェビナーライブ講義
令和5年3月24 日(金) 18:30 ~ 20:30 ( 休憩・質問時間含2 時間)
※オンデマンド視聴 令和5年3月 26日 (日) ~4月 25 日 (火) 迄 (1か月 ) - WEBオンデマンド講座
視聴期間:希望日から1ヵ月間
講義形式 ※下記の内容をご確認のうえお申込み下さい。
- Zoomウェビナーライブ講義
Zoomウェビナーライブ講義は、WEB会議システムZoomウェビナーを利用したオンラインライブ講義です。ライブ配信の為、Q&A機能を利用し、オンタイムで講師への質問などが可能です。 受講料のお振込みを頂きましたら「Zoomウェビナー招待メール」をお送りします。 事前にZoomウェビナーへのご登録をお願い致します。 - WEBオンデマンド講義
WEBオンデマンド講義は、Zoomウェビナー講義を録画し、WEB上で「いつでも、どこでも」受講(視聴)が出来るようにしたものです。 視聴時間の指定はありません。無理のない学習計画をお立て下さい。
- 下記の内容をご確認のうえお申込み下さい。 ① WEBを活用したZoomウェビナー&オンデマンド講座です。
② 申込の際に講座の視聴用メールアドレスをお知らせ下さい。
③ 受講の詳細は、お申込後に改めてメールにてご案内致します。
④ オンデマンド講座は、視聴可能期間の間、繰返し視聴が出来ます。
⑤WEB視聴ページ推奨環境につきましては以下のご案内をご確認下さい。
受講料
- 4,000円(税込)
講 師
中 川 敦 夫(なかがわ あつお)先生
聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室教授
大学病院精神療法・ストレスケアセンターセンター長
日本臨床精神神経 薬理学会専門医
厚生労働省認知行動療法研修事業コアスーパーアドバイザー
神経精神医学、認知行動療法に精通する精神療法・ストレスケア・
メンタルヘルスのエキスパート。うつ病を始めとする勤労者の
精神疾患の予防、治療、 認知行動療法に関する教育、臨床、
研究活動、職場復帰支援に取組んでいる。
[略歴]
1999年 慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経学教室に入室。
コロンビア大学医学部精神科留学を経て、
2011年 4月より、国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター認知行動療法研究室長及び
同センタートランスレーショナルメディカルセンター臨床研究教育研修室長
2013年 4月より、慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター/精神神経科学教室特任講師
2019年10月より、同医学部臨床研究推進センター/精神神経科学教室特任准教授を経て、
2022年 4月より、現職。
[主な著書]
・「自殺対策の認知療法 : エビデンスと症例に基づく臨床実践」(岩崎学術出版社)
・「双極性障害の家族焦点化療法 」(金剛出版)
・「精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方 」(労務行政)
・「ロンドン大学精神医学研究所に学ぶ精神科臨床試験の実践」(医学書院)
[学会活動]
・ 日本認知療法・認知行動療法学会 常任幹事(2001年9月~)
・ 日本認知療法・認知行動療法学会 広報委員長(2015年9月~)
・ 日本神経精神薬理学会 統合失調症薬物治療ガイドラインタスクフォースメンバー (2014年1月~)
・ 日本ポジティブサイコロジー医学会 評議員(2014年1月~)
・ 日本精神神経学会 診療ガイドライン検討委員 (2018年5月~)
・ 日本精神神経学会 Psychiatry and Clinical Neurosciences編集委員(2019年5月~)
・ 日本うつ病学会 双極性障害診療ガイドラインワーキンググループ(2019年7月~)
・ 日本精神神経学会 精神医学研究推進委員(2019年9月~)
・ 日本うつ病学会 評議員(2021年2月~)
・ 日本うつ病学会 うつ病診療ガイドラインワーキンググループ 治療抵抗性うつ病リーダー(2021年11月~)
・「図解やさしくわかる うつ病からの職場復帰」(ナツメ社)など
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認知行動療法は医学上有効と証明された方法です。人間は、危機管理の必要性から、普段の出来事を悲観的に捉える傾向にあります。しかし、過度に悲観的に捉え過ぎることで、過剰なストレスを生じ、メンタルに不調を来すことがあります。
普段の出来事を客観的に捉え、感情に左右されず物事を判断することで感情をコントロールし、メンタルを安定させ、不安を解消し、ストレスに負けないメンタルを作ることができる療法です。